【愛すべきは音楽 曲解説】第二回「ウィークエンド」
7/30リリース、イエロー・シアン・マゼンタ初のアルバム『愛すべきは音楽』の楽曲解説。
第二回は「ウィークエンド」です。
この曲は書き始めるまでは辛かったですが、始まると衝動的に書き上げた、そんな記憶があります。
イエロー・シアン・マゼンタはミディアムテンポの曲が多いです。僕が好きなんです、ミディアムやスローなテンポ。そしてリズムは跳ねるんです。これはもう完全に好みですね。笑
しかしながらテンポの速い楽曲の高揚感ももちろん好きで、欲しくて、作りました。
やっと作った速いビートの曲ですが、サビ歌は「トゥルトゥル」だけです。なんだそりゃ。
メロディ制作時の録音をなんこか聞いたのですが、サビのメロディは初期からほとんど変わってないです。AメロやBメロは全然違うものの、"サビはこのメロでトゥルトゥル"っていうのは当初から決まっていたみたいです。
歌詞に関しては、意外と暗いですよね、この曲。
子供の頃、この平和は急に崩れるのでないだろうか、ということをよく考えていました。
その頃考えていたのは主にSF映画的なやつです。ゴジラの襲来とかで日常が一変したらどうしようって。
(例としてゴジラを出したけど桃鉄のキングボンビーとか、昔こわかった。。笑)
考え方的にはそれの延長線上ですが、一変する理由も、例えば戦争だったり、震災だったり。
この国に、この世界に、何が起こるかなんてわからないですし、自分の身には起こらずとも遠くの他人を見てしまえば今も悲しみはどこかで必ず起こっているわけで。
自分の"楽しさ"の裏側には悲しみや不安や不条理があるんだろうなと考えてました。
いわゆる"不謹慎問題"とかも近いですね。
しかしながら、そういったことは考えても(基本的には)マイナスばかりを生むだけだと思っていて、
嫌な事を忘れて楽しむっていうのは人間として、生きていく上でとても必要な能力だと思うのです。
嫌な事や、その負の感情を忘れさせてくれる、吹き飛ばしてくれるエネルギー。それが自分にとっては音楽(ライブ)でした。
誰かの(時に自分の)悲しみや不安を把握することはとても大事で知っておくべきことであって、
しかしながらそればかりだと疲れちゃう。ただでさえ疲れてるのに。
だからこそ、楽しむ時は存分に楽しもうよと。
例え、この平和がまやかしだとしてもです。
結局、一度きりの人生ですからね。
楽しんだもの勝ちです。
ただ、人にはなるべく迷惑をかけないように生きていきたいものですね。
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『愛すべきは音楽』ツアーが決まりました!
大阪、名古屋、そして関東を回りますよ。よろしくです。
・9/13(金)東京 下北沢MOSAiC
・9/18(水)愛知 名古屋APOLLO BASE
・9/19(木)大阪 北堀江club vijon
・9/29(日)埼玉 北浦和KYARA
・10/1(火)千葉 本八幡サードステージ
・10/11(金)神奈川 新横浜LiT
・10/20(日昼)東京 新宿Marble
・10/25(金)ファイナル!東京 下北沢MOSAiC
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